6月2日練習中、気が付いたら俺の真横に立っていらっしゃったのは、河瀬直美さん。一条高校の卒業生で映画監督の。つい先日までカンヌ国際映画祭で審査員をされていたはずなんだけど、今日は母校である一条へ。

風のように現れました。何か人とまったく違うものを見ているかのような瞳をお持ちの方だなと、いつも思います。太古の風景を見ているのかのような、あるいは遥か銀河彼方の未来を見通しているかのような。

まあだからずっと映画製作に携わっておられるのでしょう。かつて誰も見たことがない風景を、あるいは誰もが必ず見ているはずの場面を、撮る。

瞬間移動されたかのように登場し、今日はダンス部を撮りたい、ということなので、生徒たちにとっては光栄この上ないひとときになりました。

風を撮っているかのように、光を撮っているかのように、ダンスを撮って帰られました。なんかそんな感じでした。ありがとうございました。

また来ます、と言い残して。

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